SUBARUが後場急伸、25年3月期利益予想及び配当予想を上方修正
SUBARU<7270>が後場急伸している。午後1時ごろ、25年3月期の連結業績予想について、営業利益を4000億円から4300億円(前期比8.2%減)へ、純利益を3000億円から3300億円(同14.3%減)へ上方修正し、あわせて期末配当予想を48円から67円へ引き上げたことが好感されている。
第3四半期までの販売が概ね計画通りに推移していることから、売上高は4兆7600億円(同1.2%増)の従来見通しを据え置いたものの、想定為替レートを1ドル=142円から153円へ、1ユーロ=153円から164円へ見直したことが要因としている。
同時に発表した第3四半期累計(24年4~12月)連結決算は、売上高3兆5363億円(前年同期比1.1%増)、営業利益3691億5000万円(同0.5%減)、純利益3174億200万円(同6.2%増)だった。国内販売はフォレスターなどを中心に堅調に推移し前年同期比0.5%増の7万5000台となった一方、海外販売は同4.3%減の63万2000台となり、世界販売台数は同3.8%減の70万7000台にとどまったが、価格改定や為替が円安に推移したことが寄与し増収となった。ただ、販売奨励金の増加や航空宇宙事業の収益悪化などが響いた。
株探ニュース