日本紙や熊谷組など製紙・建設株が堅調、アクティブETFの上場で資金流入の思惑
日本製紙<3863>や大王製紙<3880>など製紙株や、熊谷組<1861>、鉄建建設<1815>など建設株の一角が堅調。いずれも低PBR(株価純資産倍率)セクターとみられているが、7日に東証に6本のアクティブ運用型ETFが新規上場した。このうちPBR1倍割れ解消推進ETF<2080>とMAXIS高配当日本株アクティブ上場投信<2085>に関しては、出来高が市場の想定以上に多くなっているとの見方が広がっている。PBRの1倍割れ企業の是正を促すETFに組み入れられそうな銘柄を模索する投資家の姿勢が強まったことも、パルプ・紙や建設セクターの上昇に寄与したようだ。このほか、低PBR銘柄の多い自動車部品株では愛三工業<7283>やTBK<7277>、ヨロズ<7294>なども堅調に推移している。
株探ニュース