愛三工がカイ気配、固定費や変動費の見直しで今期業績と配当予想を上方修正
トヨタ系自動車部品メーカーの愛三工業<7283>がカイ気配でスタート。1日の取引終了後、21年3月期の連結経常利益を従来予想の9億円から33億円(同51.9%減)へ上方修正し、減益幅が縮小する見通しとなったことが好感されている。
新型コロナウイルスの感染症拡大の影響に対応するため、緊急収益対策を実施するなか、中国や主要国の顧客向け売上高が回復することに加え、働き方改革の推進強化による固定費や変動費の抜本的な精査と見直しを通じた採算改善が利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の15円から16円(前期は20円)に増額修正したことも評価材料となっている。
株探ニュース