愛三工は大幅に4日続落、デンソーからフューエルポンプモジュール事業を取得
愛三工業<7283>は大幅に4日続落。同社は17日取引終了後、パワートレイン事業の競争力強化に向けて、デンソー<6902>からフューエルポンプモジュール(FPM)の開発・生産・販売の一連の事業を譲り受けると発表した。
FPMは、燃料タンクからエンジンへ燃料供給するために必要な部品を機能として一体化した製品。19年から両社のパワートレイン領域における重複分野の競争力強化に向けた検討を行い、今回の事業譲渡で合意したという。これに伴い、米国のキョーサン・デンソー・マニュファクチャリング・ケンタッキー(ケンタッキー州)の全持ち分を8月1日に取得するとしたが、この取得価格が190億8100万円と高額であること、及びあわせて協議されていたデンソーによる愛三工への出資比率引き上げは見送りとされたことから、愛三工は売りが優勢となっている。
株探ニュース