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アイドマ・ホールディングス:営業支援サービスを軸に底堅い成長続く

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2024年8月6日 12時31分

アイドマ・ホールディングス<7373>は、営業支援を軸とした営業DXツールの開発やクラウドワーカー活用型求人サイト運営等を展開している。

顧客における外部リソースの有効活用と生産性向上を目的として中小企業向けの営業支援を主としたワーク・イノベーション事業を行っている。前期売上高に対して営業支援サービスが71%、人材支援サービスが26%、その他サービスが3%を占めている。同社グループの事業活動を通じて得られた営業に関するデータベース及び独自に開発した営業支援システム(Sales Crowd)を活用し、主に法人向けビジネスを営む顧客企業の持つ商材やサービスに応じたテストマーケティングの実行支援を行っている。約1年にわたって営業プランを様々な角度から検証し、効果の高いパターンを見つけ出す。

24年8月期第3四半期累計の売上高は前年同期比17.0%増の7,759百万円、営業利益は同6.8%減の1,871百円で着地した。営業支援サービスが同9%増、人材支援サービスが同24%増となり、業績をけん引している。従来無配としていた期末一括配当は30円で実施する方針とした。24年8月期の売上高は前期比21.4%増の11,000百万円、営業利益は同8.6%増の2,400百万円と増収増益見通し。

同社は営業の代行だけでなく、顧客と一緒に営業のテストマーケティングを行い、検証した後も伴走型でアウトバウンドを実施していく。顧客にコンサルティング・アウトソーシング・営業DXツールをパッケージで提供することで、競争優位性を維持している。実際に、コンサルティングフェーズだと、一部のコンサルティング企業がライバルとなるが、コンサルティング企業はテストマーケティングの実行まではカバーしていないケースが多いという背景がある。また、全国の中小企業数は非常に多く巨大な市場となっており、今後も継続的に成長が見込める。業種に偏りがなく、あらゆる業界にサービスを提供が可能で、累計サービス提供者数は約10,000社となっている。「ママワークス」を主軸としたクラウドワーカー活用サービスも順調に受注を獲得しており、両サービス共に底堅い成長が続いていきそうだ。前期から株主還元も実施している点にも注目しておきたい。

《NH》

提供:フィスコ

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