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萩原電気HD Research Memo(1):中期経営計画の目標は前倒しで達成する可能性大

特集
2022年12月26日 16時41分

■要約

萩原電気ホールディングス<7467>は名古屋を地盤とする半導体、電子部品、電子機器の商社及び自社製品の開発・製造・販売のメーカーである。売上高の約85%が自動車関連企業向けで、トヨタ自動車<7203>、デンソー<6902>をはじめとしたトヨタグループを主要顧客に持つ。近年はソリューション事業の伸長が著しい。

1. 2023年3月期第2四半期連結業績(実績)

2023年3月期第2四半期の連結業績は、売上高が86,412百万円(前年同期比20.7%増)、営業利益が2,671百万円(同52.2%増)、経常利益が2,909百万円(同68.9%増)、親会社株主に帰属する四半期純利益が2,817百万円(同146.0%増)となった。主要顧客である自動車関連企業の生産が順調に回復したことに加え、新規案件を獲得したこと、一部製品の商流移管や円安等の寄与があり、大幅増収となった。セグメント別では、デバイス事業、ソリューション事業ともに増収増益となった。売上総利益率は同0.2ポイント改善した。販管費は同12.3%増に留まったことから営業利益は大幅増益となった。なお、親会社株主に帰属する四半期純利益が大幅増益となっているのは、2022年9月に子会社化した萩原エンジニアリング(株)(旧 大崎エンジニアリング(株))の負ののれん発生益882百万円を特別利益として計上したためである。また、好業績を反映して、中間期の配当を期初計画の45.0円から60.0円へ増配した。

2. 2023年3月期連結業績(予想)

2023年3月期の連結業績は、売上高で189,000百万円(前期比19.3%増)、営業利益で5,350百万円(同22.8%増)、経常利益で5,200百万円(同19.9%増)、親会社株主に帰属する当期純利益で3,600百万円(同25.2%増)と予想している。期初予想(売上高187,000百万円、営業利益4,300百万円)を2022年11月に上方修正し、2期連続で過去最高を更新する見通しだ。ただしこの予想では、下期の利益は上期並みの水準となっている。為替の動向などが不透明であることから慎重な予想となっているのだろうが、売上高は増加する見込みなので、利益については控え目と言えそうだ。売上高が予想を達成できれば、利益は予想を上回る可能性は高いと弊社では見ている。また、期末配当についても期初計画の45.0円から65.0円に増額修正し、年間125.0円配当の予想となっている。しかし、同社は配当性向30%を目途としていることから、今後の業績次第ではさらなる増配の可能性もありそうだ。

3. 中期経営計画

同社は2024年3月期を最終年度とする中期経営計画を発表しており、現時点でこの計画に変更はない。重点戦略として「コア事業拡大」「新高付加価値事業創出」「事業基盤強化」「企業価値向上」を掲げ、2024年3月期に売上高1,700億円、営業利益50億円、ROE8.0%を目標としている。しかし、2023年3月期の予想売上高が1,890億円、営業利益が53.5億円と目標値を達成していることから、前倒しで達成される可能性が高い。なお、現時点では中期経営計画の内容及び目標は変更せず、継続する方針だ。弊社では、新たな計画に期待している。

■Key Points

・自動車関連企業向けが売上高の約85%を占める半導体商社。ADASやIoT関連にも展開

・2023年3月期第2四半期は得意先の生産回復や新規案件獲得などにより、前年同期比20.7%増収、同52.2%の営業増益を達成

・2023年3月期営業利益は前期比22.8%増に上方修正したものの、さらなる上振れの可能性も

・中期経営計画目標(2024年3月期に営業利益50億円)は前倒しで達成する可能性大。新たな計画に期待

(執筆:フィスコ客員アナリスト 寺島 昇)

《SI》

提供:フィスコ

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