ネットワン続急伸、22年3月期は20%経常増益見通しで8円増配へ
ネットワンシステムズ<7518>が続急伸している。27日の取引終了後に発表した21年3月期の連結業績で経常利益は前の期比11.1%増の182億800万円に伸びて着地。続く22年3月期は前期比20.8%増の220億円と3期連続で過去最高益を更新する見通しとなり、これが好材料視されている。
前期業績はGIGAスクール案件の獲得が収益拡大に大きく貢献した。今期は法人向けでデジタル化、セキュリティー強化、クラウド活用、働き方改革のビジネスを拡大するほか、全国的に更新需要が高まる自治体情報セキュリティー案件の獲得に注力する構えだ。GIGAスクール案件は剥落を想定している。業績好調に伴い、前期の年間配当を48円から64円(前の期は45円)に増額し、今期も前期比8円増の72円に増配する方針としたことも好感されている。
株探ニュース