丸文が3日ぶり急反発、半導体需要が想定上回り今期営業益は一転過去最高の見通し
丸文<7537>が3日ぶりに急反発した。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想の修正を発表。営業利益の見通しは87億5000万円から125億円(前期比13.7%増)に上方修正した。減益予想から一転、営業利益は前期に続き過去最高を計画する形となり、ポジティブ・サプライズと受け止められたようだ。
今期の売上高予想は2360億円から2400億円(同6.1%増)に見直した。4~9月期は民生機器向け半導体の需要が大きく伸び、自動車や産業機器向けの半導体需要も想定を上回る水準となった。第2四半期末に外貨建て借り入れの評価損が発生して為替差損を計上したものの、9月中間期の業績は計画を上回って着地した。通期の経常利益と最終利益の見通しは据え置いた。
同時に丸文は配当方針を変更し、連結配当性向40%またはDOE(株主資本配当率)2.5%のいずれか高い方を目安に、継続的かつ安定的な配当を実施する新たな基本方針を示した。
株探ニュース