ダイトロン4連騰でフシ目の3000円大台回復、技術商社として生成AI市場拡大の恩恵享受
ダイトロン<7609>が4連騰で急速な切り返しをみせている。一時115円高の3045円まで上値を伸ばし3週間ぶりに3000円台を回復した。エレクトロニクス商社だが、技術商社を標榜しており、高いマーケティング能力と自社開発製品などメーカー機能を有する点を特長としている。米エヌビディア<NVDA>の好決算の背景でもある、生成AI市場の急拡大はサーバー需要を強く喚起しており、これがデータセンターの増設ニーズと合致する。同社はデータセンター向け電源機器でも高い実績を持ち、恩恵を享受する可能性が高い。また、半導体製造装置分野では微細加工、精密洗浄、研削・研磨技術などで優位性を発揮、23年12月期は営業減益見通しながら、来期以降は半導体の市況回復を背景に再び増益トレンドに復帰しそうだ。
株探ニュース