JMS急伸、新型コロナウイルスワクチン接種のためのシリンジを開発
JMS<7702>が急伸している。29日の取引終了後、新型コロナウイルスワクチンを接種するためのシリンジ(注射器)を開発したと発表しており、これが好感されている。
米国ファイザー社製のワクチンは、ローデッドスペースのシリンジを使用することで1バイアルから6回接種できるが、同社でも1バイアルから効率的な採取を可能とするローデッドスペースシリンジの開発を完了し、生産設備の対応ができる見通しとなったという。今回開発したのは、シリンジ本体の先端部内径を小さくし、デッドスペースを減らした製品と、更にデッドスペースの小さい針埋込型シリンジの針の長さを従来製品よりも3ミリ長くした16ミリの製品で、「針埋込型シリンジ」については、社内試験で6回よりさらに1回多く採取可能であることを確認したという。同社では今後、製造販売承認などの手続きや設備の変更などを行い、6月以降をメドに供給体制を整えるとしている。
株探ニュース