助川電気が異色の強調展開、半導体関連の出遅れで原発活用に向けた思惑も株価刺激
助川電気工業<7711>は全般地合い悪のなか異色の強調展開で4連騰、一時84円高の1340円と値を飛ばした。半導体製造装置向け温度センサーを手掛けており、ここ半導体主力株の買い戻しが一巡する一方、同関連の中小型株に物色の流れが広がっており、同社はその一角として出遅れ感から投資資金が攻勢を掛けている。
また、28日に経済産業省が、岸田政権が掲げる「原発の最大限活用」の実践に向け計画案を開示、廃炉が決まった原発の建て替えを具体化させることを明記したことが伝えられた。熱制御技術に強い研究開発型メーカーで原子力関連機器などでも高い実績を有する同社は同関連株としても改めて存在感を高めている。冬場の電力不足の問題が取り沙汰されるなか、原発再稼働への論議も今後高まりそうで、同社の株価も刺激される場面が増えそうだ。
株探ニュース