長野計器がカイ気配で水準切り上げる、4~6月期営業益3倍化受け買い人気集中
長野計器<7715>が寄り付き大口の買い注文に値がつかずカイ気配のまま急速に水準を切り上げている。同社が9日取引終了後に発表した24年3月期第1四半期(23年4~6月)決算は営業利益が前年同期比2.9倍の17億1000万円と急拡大した。産業機械や半導体業界向けなどに主力の圧力計や圧力センサーの売上高が好調に伸び、全体を押し上げている。これを好感する形で買いが集中している。株価は7月3日に2400円台まで買われた後は調整を強いられていたが、2000円近辺を下限とするもみ合いを続け13週移動平均線とのカイ離修正を終えたタイミングで、一気に切り返す格好となった。
株探ニュース