ニコン、今期税引き前を30%上方修正、配当も10円増額
7731ニコン【連結】
業績修正PDF
ニコン <7731> が10月29日大引け後(15:00)に業績・配当修正(国際会計基準=IFRS)を発表。22年3月期の連結税引き前損益を従来予想の300億円の黒字→390億円の黒字(前期は453億円の赤字)に30.0%上方修正した。
同時に、4-9月期(上期)の連結税引き前損益も従来予想の270億円の黒字→355億円の黒字(前年同期は388億円の赤字)に31.5%上方修正した。
業績好調に伴い、今期の上期配当を従来計画の15円→20円に大幅増額し、下期配当も従来計画の15円→20円に増額修正した。年間配当は40円(前期は20円)となる。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
2022年3月期第2四半期累計期間の連結業績につきましては、堅調な需要、円安の影響等により、各利益は前回公...
会社側からの【修正の理由】
2022年3月期第2四半期累計期間の連結業績につきましては、堅調な需要、円安の影響等により、各利益は前回公表予想を上回ることが見込まれます。一方、売上収益は、精機事業において半導体露光装置の売上の一部が下期以降へシフトした影響もあり、前回公表予想を下回る見込みです。2022 年3月期通期の連結業績予想につきましては、半導体関連を含む部品調達や東南アジアでの新型コロナウイルス感染症の影響による生産上の制約はあるものの、第3四半期以降も需要は堅調に推移すると見込まれることから、売上収益、営業利益および親会社の所有者に帰属する当期利益等を上記のとおり上方修正いたします。なお、第3四半期以降の為替レートにつきましては、前回公表と同様に1米ドル=105円、1ユーロ=125円を前提としております。上記の予想は、本資料の発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものです。実際の業績は、今後様々な要因によって予想数値と異なる結果となる場合があります。
配当予想につきましては、総還元性向40%以上とする株主還元方針に沿って、安定配当の維持と業績予想を総合的に勘案し、上記のとおり2022年3月期の1株当たり配当金の配当予想を修正いたします。
業績予想の修正
今上期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 21.04-09 | 275,000 | 25,000 | 27,000 | 20,000 | 54.5 | 15 | 2021-08-05 |
IFRS |
| 新 21.04-09 | 273,000 | 32,000 | 35,500 | 26,000 | 70.8 | 20 | 2021-10-29 |
IFRS |
| 修正率 | -0.7 | +28.0 | +31.5 | +30.0 | +30.0 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2022.03 | 520,000 | 27,000 | 30,000 | 22,000 | 59.9 | 30 | 2021-08-05 |
IFRS |
| 新 2022.03 | 535,000 | 34,000 | 39,000 | 29,000 | 79.0 | 40 | 2021-10-29 |
IFRS |
| 修正率 | +2.9 | +25.9 | +30.0 | +31.8 | +31.8 | % |
今期の業績予想
上期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 20.04-09 | 175,647 | -46,635 | -38,896 | -31,537 | -85.9 | 10 | 2020-11-05 |
IFRS |
| 予 21.04-09 | 273,000 | 32,000 | 35,500 | 26,000 | 70.8 | 20 | 2021-10-29 |
IFRS |
| 前年同期比 | +55.4 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2020.03 | 591,012 | 6,751 | 11,864 | 7,693 | 19.9 | 40 | 2020-05-28 |
IFRS |
| 2021.03 | 451,223 | -56,241 | -45,342 | -34,497 | -94.0 | 20 | 2021-05-13 |
IFRS |
| 予 2022.03 | 535,000 | 34,000 | 39,000 | 29,000 | 79.0 | 40 | 2021-10-29 |
IFRS |
| 前期比 | +18.6 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | 黒転 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。