ニコンが一時12%安、9月中間期最終益の低進捗を嫌気
ニコン<7731>が続急落。下落率は一時12%を超えた。10日取引終了後に発表した23年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、売上高に相当する売上収益が前年同期比5.6%増の2883億3000万円、最終利益が同28.7%減の188億8000万円だった。通期の計画に対する最終利益の進捗率は約45%にとどまっており、業績の下振れリスクを意識した売りに押されたようだ。
精機事業においてFPD(フラットパネルディスプレー)露光装置の販売台数が減少した。半導体露光装置分野や、ミラーレスカメラなどを手掛ける映像事業は増収増益となり、円安効果もあったが補えなかった。通期の業績予想は売上収益のみ従来の見通しから200億円増額。前期比19.5%増の6450億円とした。
株探ニュース