タカノが9月中間期業績予想を下方修正、FPD検査装置の需要減少
タカノ<7885>は19日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結業績に関し、経常利益が1億6000万円(前年同期比42.4%減)となったようだと発表した。従来の予想は4億円で、増益予想から一転して経常減益に下振れして着地した見込みとなった。
9月中間期の売上高は115億円(同12.5%増)と、計画の122億円を下回ったようだ。フラットパネルディスプレイ(FPD)の検査装置の需要が落ち込んだ。原材料価格の上昇などを背景に粗利率も悪化した。半面、非上場の有価証券の売却に伴う特別利益を計上している。通期の業績予想は、半導体製造装置業界の需要が足もとで堅調に推移しているとして、据え置いた。
株探ニュース