任天堂が続伸、国内有力証券は投資判断「A」を継続
任天堂<7974>が続伸。同社は5日取引終了後に上期決算を発表するとともに、25年3月期連結業績予想の下方修正を公表した。ただ、市場には26年3月期以降の業績回復観測が出ているほか、足もとの円安も追い風に働くとの期待もある。岩井コスモ証券は6日、同社株の投資判断「A」と目標株価1万円を継続した。同社の今期業績予想は連結営業利益が4000億円から3600億円(前期比31.9%減)へと減額された。家庭用ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の販売台数が予想より下振れることなどが響く。ただ、同証券では市場の関心はスイッチの後継機にあることから業績減額修正の影響は限られるだろう、と指摘。スイッチ後継機は早ければ来年3月にも発売される可能性があり、同機による業績押し上げ効果で来期以降は業績回復局面を迎えるとみている。
株探ニュース