リヒトラブがS高、24年2月期利益予想引き下げも最終黒字確保へ
リヒトラブ<7975>がストップ高の水準となる前営業日比150円高の1116円に買われ、年初来高値を更新した。同社はファイルやクリアブックなど事務用品を手掛ける。2日の取引終了後に24年2月期の連結業績予想の修正を発表。最終損益の黒字額の見通しは2億2000万円から1億2000万円に下方修正した。前期は2400万円の最終赤字だった。原材料高と円安による輸入コスト増の影響を受けながらも、最終黒字を確保する見通しを示したことが、買い安心感をもたらしたようだ。
今期の売上高の見通しは据え置いた。8月中間期の売上高は計画に対し未達となり、営業・経常・最終損益は黒字予想から一転して赤字で着地した見込みという。もっとも、新製品の積極的な投入や海外向けの売り上げ増は業績を下支えする要因となったようだ。通期の業績予想には、コスト上昇分の販売価格への転嫁による効果も織り込んでいるが、これまでの予想には至らないと判断し、利益の見通しを引き下げたとしている。
株探ニュース