決算発表予定日 2025/05/15
8135東証S信用
業種 卸売業

ゼット 株価材料ニュース

404
+6
+1.51%

業績

(15:30)
PTS

取引時間外 (ー)
株価は15分ディレイ

【杉村富生の短期相場観測】 ─元気なスタンダード市場にマトを!

市況
2025年2月23日 9時15分

「元気なスタンダード市場にマトを!」

●トランプ大統領、「殿、ご乱心か?」

アメリカ市場がにわかに、荒れ模様の展開となっている。1月20日の就任以来、トランプ大統領の再登場はマーケットに好意的に受け止められてきた。しかし、ウクライナのゼレンスキー大統領を「独裁者」と呼び、レアメタルの権益を「譲れ」と発言するなど、「これはちょっとやばいぞッ」と、警戒心が台頭している。

ウクライナ戦争はロシアの侵攻によるものだ。非は絶対的にロシア側にある。トランプ大統領は「選挙をやっていないし、支持率は4%と低い」と主張するが、これはロシアの“宣伝”だ。確かに、大統領の任期は昨年5月に切れている。だが、ミサイルが飛び交っているのに、大統領選挙をやれる状況か。

それに、ゼレンスキー大統領の支持率は57%と高い。トランプ大統領は公約のウクライナ和平を急ぐあまり、国際法違反のロシアに譲歩しすぎている。領土割譲もそうだ。まるで「殿、ご乱心か」といった状況ではないか。これではウクライナはもとより、ヨーロッパ諸国は絶対に納得しないだろう。

一方、為替は円高に振れている。指摘しているように、昨年12月3日の1ドル=148円65銭を突破されると、円高が加速する。日銀は3月18~19日の日銀金融政策決定会合において、利上げを検討している、という。円安対策の面がある。政府はトランプ関税回避のために、「円高誘導」(交換条件?)を画策しているのではないか。

いずれにせよ、ハイテク(主軸)セクターはしばらく手掛けづらい。日経平均株価は上昇しないと思う。日本の生保は国内債券で11兆円の損失を被った、といわれている。この処理は含み益を持つ主軸株との「合わせ切り」しかない。さらに、3月決算期末に向けて、持ち合い解消の売りが出る。

●投資ファンドは銘柄の入れ替えを急ぐ!

繰り返しになるが、物色の流れは劇的に変わる。ウォーレン・バフェット氏はアップル<AAPL>を大量に売却、相場巧者のスタンレー・ドラッケンミラー氏はエヌビディア<NVDA>を昨年に売りまくった。ドラッケンミラー氏は最近、テバ・ファーマシューティカル・インダストリーズ<TEVA>、デルタ・エア・ラインズ<DAL>などを買っている、という。

銘柄の入れ替えは他の投資ファンドにもみられる。いつまでも主役は大相場を演じた巨大IT企業、AI(人工知能)企業ではない。プロは素早い。これについてはここ数週間、筆者が唱えてきたことではないか。まあ、強気の声が満ちあふれている状況下、あまり聞いてもらえなかったが……。

日本市場では上昇第1段階、第2段階の国際計測器 <7722> [東証S]、富士急行 <9010> [東証P]、ローム <6963> [東証P]、住友化学 <4005> [東証P]、東京電力ホールディングス <9501> [東証P]、セルソース <4880> [東証P]、インフォメティス <281A> [東証G]、ウッドワン <7898> [東証S]などに引き続いて注目できる。

市場別ではスタンダード市場が相対的に強い。やまみ <2820> [東証S]、日本鋳鉄管 <5612> [東証S]、アドバンテッジリスクマネジメント <8769> [東証S]、川崎地質 <4673> [東証S]、日水コン <261A> [東証S]、イトーヨーギョー <5287> [東証S]などがそうだ。テーマとしては上下水道(インフラ)再生の流れがある。

さらに、ゼット <8135> [東証S]、横浜魚類 <7443> [東証S]、フジコピアン <7957> [東証S]などが人気を集めている。ロココ <5868> [東証S]は2024年12月期に記念配(10円)を含め、30円配当とした。今期は普通配5円増の25円とするが、業績は急浮上に転じている。旧ジャニーズ事務所(主要取引先)絡みのダメージは克服した、という。

2025年2月21日 記

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
株探プレミアムとは

日本株

米国株

PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる