三信電が急騰、半導体需要高水準で上期業績予想を上方修正
三信電気<8150>が急騰している。前週末5日の取引終了後、第2四半期累計(4~9月)連結業績予想について、売上高を650億円から770億円(前年同期比35.0%増)へ、営業利益を13億8000万円から31億2000万円(同2.3倍)へ、純利益を9億4000万円から16億6000万円(同2.1倍)へ上方修正したことが好感されている。
半導体などの需要が総じて高水準で推移していることに加えて、家庭用ゲーム機向けの販売が好調に推移していること、更に、前期限りと見込んでいた案件が一部継続していることなどで、デバイス事業の売り上げが計画を上回っていることが要因としている。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高1315億円(前期比6.4%増)、営業利益30億3000万円(同28.0%減)、純利益21億円(同16.8%減)の従来見通しを据え置いている。
同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高356億7500万円(前年同期比45.5%増)、営業利益19億5300万円(同4.2倍)、純利益7億6600万円(同3.9倍)だった。海外半導体の売上高が大幅に増加したことが牽引した。
株探ニュース