しまむらは大幅続落、25年2月期は増収増益見通しも市場予想に届かず
しまむら<8227>が大幅続落している。1日の取引終了後に25年2月期連結業績予想を発表。売上高6596億2200万円(前期比3.9%増)、営業利益563億6200万円(同1.9%増)、純利益401億9400万円(同0.3%増)と増収増益を見込むものの、営業利益で580億円前後を見込んでいた市場予想を下回ることが嫌気されているようだ。
今期はグループ合計で43店舗の出店(退店16店舗)を予定しており、都市部(東京、京阪神地区)の出店を強化するほか、リロケーションやファッションモール形式の出店拡大で店舗の収益性向上を目指す。また、改装は40店舗を予定しており、ストアロイヤルティーの向上などを図るとしている。なお、年間配当は190円と実質増配を予定している。
24年2月期決算は、売上高6350億9100万円(前の期比3.1%増)、営業利益553億800万円(同3.8%増)、純利益400億8400万円(同5.4%増)だった。
同時に、27年2月期を最終年度とする新中期経営計画を発表した。売上高7190億円、営業利益660億円を目指すとした。事業ポートフォリオの再構築や既存店売上高の底上げ、商品力の強化などを行うほか、都市部を中心に3年間で150店舗の出店を行う方針だ。
株探ニュース