イオンが大幅反発、上期は不適切会計の関連費用除くと12%営業増益
イオン<8267>が大幅反発している。9日の取引終了後に発表した第2四半期累計(3~8月)連結決算は、売上高4兆2902億1500万円(前年同期比0.6%増)、営業利益863億2600万円(同3.9%減)、純利益37億9100万円(同64.1%減)となったものの、子会社イオンディライト<9787>で発生した不適切会計の関連費用などの影響を除いたベースでは営業利益は同12.3%増となっており、これが好感されている。
消費マインドの冷え込みや7月の記録的な低温などの影響で、GMS(総合スーパー)事業やSM(スーパーマーケット)事業は落ち込んだものの、ヘルス&ウエルネス事業、総合金融事業、ディベロッパー事業や業績回復が続く国際事業が増益となり、業績を牽引した。
なお、20年2月期通期業績予想は、売上高8兆6000億円(前期比1.0%増)、営業利益2300億円(同8.4%増)、純利益250億円(同5.8%増)の従来見通しを据え置いている。
株探ニュース