七十七が続急騰、最高益予想を上乗せして上方修正し新たな株主還元方針も公表
七十七銀行<8341>が続急騰し、年初来高値を更新した。前週末10日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を修正した。純利益予想を255億円から270億円(前期比7.7%増)に見直し、過去最高益予想を上乗せする形で上方修正した。株主還元方針の見直しや31年3月期純利益目標の引き上げも公表しており、これらを評価した買いを集めた。
貸出金利息や有価証券利息配当金の増加を背景に、4~9月期の純利益は前年同期比36.4%増の176億9200万円となった。9月中間期の実績を踏まえ、通期の業績予想を見直した。また、年間配当予想は5円増額し110円(前期比20円増配)とした。
31年3月期の純利益目標は450億円(従来は280億円)に引き上げ、新たにROE(自己資本利益率)を7%以上とする目標も掲げた。更に、累進的配当により配当性向を26年3月期までに35%以上に引き上げるとともに、機動的な自社株買いを行うとする新たな株主還元方針を示した。
株探ニュース