大和が大幅続伸、上限3500万株の自社株買いと9月中間期大幅増益を好感
大和証券グループ本社<8601>が大幅続伸し、年初来高値を更新した。31日の取引終了後に取得総数3500万株(自己株式を除く発行済み株式総数の2.43%)、取得総額350億円を上限とする自社株買いの実施を発表した。あわせて発表した24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算は、営業収益が前年同期比68.1%増の5700億8700万円、最終利益が同70.1%増の535億500万円だった。大幅増益で着地したことが好感されたほか、株式の需給改善への期待も膨らんだようだ。
リテール部門では資産管理型ビジネスモデルへの移行が進み、経常ベースで大幅な増益となった。中間配当は19円と、前年同期の11円と比べ8円増配する。自社株の取得期間は11月16日~24年3月22日。各四半期末日の最終5営業日と、各四半期決算発表日の翌営業日より10営業日の間は取得を行わない。
株探ニュース