東洋証券が続騰、定時株主総会前に桑原社長の退任発表で思惑視
東洋証券<8614>が続騰し、400円台に乗せた。同社は26日午前9時55分、桑原理哲社長が退任すると発表した。同日午前10時開催予定の定時株主総会の議決権事前行使状況により、「株主の十分な信任が得られていないと受け止めざるを得ない」と判断したため。これに先立ち、同日午前9時に同社は取締役の選任に関する議案の内容を変更し、桑原社長を取締役候補から外して7人の選任を諮る形とした。同社を巡ってはBe Brave(東京都港区)やUGSアセットマネジメント(同)が重要提案行為などを視野に株式の買い増しを進めてきた経緯がある。アクティビスト側と協調して株主価値の向上に向けた取り組みを加速させるとの思惑が広がり、買いが集まったようだ。
株探ニュース