三菱UFJ、第一生命HDなど売られる、米10年債利回り低下で米金融株安に追随
三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>などメガバンクや第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株が下値模索の動きを強めている。前日の米国株市場ではゴールドマン・サックスやシティグループがいずれも3%超に売られたのをはじめ大手金融株が軒並み安く、全体相場の足を引っ張った。新型コロナウイルスの感染拡大を背景に過度な景気回復期待が後退し、これを背景に米長期金利も急速に低下傾向にある。前日の米10年債利回りは終値ベースで1.56%まで水準を切り下げており、これは3月上旬以来約1カ月半ぶりの低水準となった。大手金融セクターは運用環境の悪化を嫌気した売りが株価にネガティブに働いており、東京市場でもこの流れが波及している。
株探ニュース