三井不が3日ぶり急反発、前期配当増額と自社株買い・長期経営方針をポジティブ視
三井不動産<8801>が3日ぶりに急反発した。11日の取引終了後、前期の配当予想の増額修正と自社株買いの実施を発表したほか、新たな長期経営方針も公表し、ポジティブ視されたようだ。同社は前期の期末配当について、従来の予想から10円増額の47円となる見通しを発表した。年間配当予想は82円(前の期比20円増配)となる。取得総数4000万株(自己株式を除く発行済み株式総数の1.43%)、取得総額400億円を上限とする自社株買いも実施する。取得期間は4月12日から25年3月31日まで。
新長期経営方針では、31年3月期前後の定量目標として、EPS(1株利益)成長率を年間でプラス8%以上、ROE(自己資本利益率)10%以上を掲げ、27年3月期に純利益を2700億円以上(24年3月期見通しは2200億円)に伸ばす方針。また25年3月期からの3カ年の総還元性向を毎期50%以上、配当性向を同35%程度とする計画も示した。24年3月期にもこの株主還元方針を適用する。
株探ニュース