レーサムが買い気配、今期経常は42%増益、5円増配へ
レーサム <8890> [JQ]が買い気配でスタート。11日大引け後に発表した18年3月期の連結経常利益は前の期比63.1%増の109億円で着地。続く19年3月期も前期比41.5%増の155億円に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。
今期は主力の資産運用事業で販売価格ベース600億円の高水準な在庫を背景に、収益不動産の販売が拡大し、58.1%の大幅増収を見込む。併せて、今期の年間配当は前期比5円増の45円に増配する方針とした。前営業日終値ベースの予想PERが7.7倍→6.8倍に低下する一方、配当利回りは3.03%に上昇し、割安感が強まったことも支援材料となった。
また、発行済み株式数の0.99%にあたる45万株(7億円)を上限とする自社株買いを実施することを発表しており、株主還元の拡充を好感する買いも向かった。
株探ニュース