ヤマトHDは急反発、EC領域好調で今期経常を15期ぶり最高益に上方修正
ヤマトホールディングス<9064>は急反発している。1月29日の取引終了後、21年3月期の連結経常利益を従来予想の680億円(前期比67.4%増)から820億円(同2.0倍)へ大幅上方修正すると発表。15期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなり、これを好材料視する買いが向かっている。
同時に発表した4~12月期業績は売上高1兆2956億7600万円(前年同期比3.0%増)、経常利益911億3000万円(同94.6%増)だった。巣ごもり需要を背景に成長が加速するEC領域に対応し、荷物の取扱量が伸びたことに加え、集配効率の向上や幹線輸送の効率化で費用を適正化したことも大幅増益につながった。足もとの業績動向を踏まえ通期予想を大幅増額修正した。同時に、今期の年間配当を従来計画の32円から35円(前期は41円)に増額修正しており、これも好感されている。
株探ニュース