大和自動車交通<9082>は３日ぶりに反発し、前日比３００円ストップ高の１７９９円まで買い進まれている。同社は１月２４日、国土交通省と共同で、タクシーを相乗りで割安に利用できるサービスの実証実験を開始したと発表した。これが好感されて、同社の株価は１月３０日には一時、２４９１円まで買い進まれた。ただ、その後は短期急騰の反動もあり調整色を強める推移となっていた。株価指標面では、ＰＥＲ１２倍水準、ＰＢＲ０．９倍台と割安水準にある。

「相乗りタクシー」は配車アプリを活用して複数の利用者をマッチングし、１台のタクシーに乗せることでタクシーに単独で乗車するよりも割安な運賃で利用できるサービス。同社の参加台数は６４９台で、３月３１日まで実施する予定としている。割安な料金でタクシーの利用頻度を高めることが狙いで、本格導入に向け商機拡大による収益貢献が期待されているようだ。

出所：みんなの株式（minkabu PRESS）

株探ニュース