マイクロ波が大幅反発、大平金とマイクロ波を利用したニッケル製錬技術の共同開発を開始
マイクロ波化学<9227>が大幅反発している。午前11時ごろ、大平洋金属<5541>とマイクロ波を利用したニッケル製錬技術について共同開発を開始したと発表しており、好材料視されている。
両社はニッケル鉱石製錬時におけるCO2排出の主要因であるか焼プロセスを、従来の石炭燃焼のエネルギーから電気で発生するマイクロ波に置き換えることに関して22年からラボ検討を実施してきた。その結果、CO2排出量の大幅な削減や熱効率改善による省エネルギー化の見通しを得たとしており、今回の共同開発では、両社で小型実証設備にてスケールアップに必要なデータを取得するために試験を行うという。また今後は、良好な結果が得られれば、大型実証機による実証稼働に進み30年度をメドに実機導入を目指すとしている。なお、同件による業績への影響は軽微としている。
株探ニュース