決算発表予定日 2024/05/10
9433東証P貸借
業種 情報・通信業

KDDI 株価材料ニュース

4,374
-48
-1.09%
業績ー
(12:46)
PTS

4,373.4

(12:46)
株価は20分ディレイ

エコモット Research Memo(1):AI×IoTにより未来の常識を創る

特集
2021年4月21日 15時01分

■要約

エコモット<3987>は、「未来の常識を創る」をミッションに、AI×IoTを活用することで社会の課題を解決するリーディングカンパニーを目指している。IoT専業ソリューションベンダーとして14年間、これまでに12,000件以上の案件に携わった実績が同社の財産であり強みでもある。IoT(Internet of Things:モノのインターネット)の事業領域はセンサー、通信デバイス、ネットワーク、クラウドサーバー、アプリケーションと多岐にわたることに加え、IoTシステムの構築はモノが介在する現実社会とインターネットのサイバー空間をカバーするため、各分野で優位性を持つ企業とのアライアンスが必要となる。同社は、「つなぐ力」「システム構築力」「組織力」などの領域でエッジを効かせた製品やサービスの提供を得意としているが、これに同社の最大の強みである「圧倒的な現場力」が加わることで、競争優位性を構築している。

1. 業績動向及び今後の見通し

2020年8月期は、決算期を3月から8月に変更したことから17ヶ月の変則決算となった。その期間を半期毎に分けると、需要期が1回、不需要期が2回であった。第5四半期累計では営業利益を維持したものの、第6四半期に売上原価に棚卸資産評価損412百万円を計上したため、売上高が2,859百万円、営業損失が339百万円となった。なお、これは事業基盤強化及び生産性向上、キャッシュ・フロー改善の取り組みの一環として、棚卸資産の評価法を精緻化したことによる。2021年8月期は一時的な減益要因がなくなるため、営業利益185百万円を見込む。

2. コンストラクションソリューションの更なる成長を目指す

同社は、土木工事などのIoTであるコンストラクションソリューション(建設情報化施工支援ソリューション)が売上高の約半分を占めており、累計9,000件以上(2020年3月現在)の工事現場で利用されている。建設業界の人手不足、労働環境と安全性の向上、生産性の引き上げ、デジタル化を推進する国土強靱化対策、有用な新技術の積極的な活用を促進する施策などを背景に、同社のコンストラクションソリューションに対する需要は持続的に高まっている。同社は、先進的なIoTソリューションの開発を継続するとともに、中四国と甲信に営業拠点を設け営業体制を強化することで、更なる成長を目指す。

3. 新・中期経営ビジョン

新・中期経営ビジョンでは、「AIラインナップの拡充」「監視サービス事業の確立」「電源・電池領域の事業化」により事業領域の深化と拡大を図る。クラウド型IoTソリューションにおけるKDDI<9433>との協業では、「KDDI IoTクラウド Standard」用パッケージの共同開発や、大規模IoTインテグレーション事業の共同受注といった実績を上げている。具体的には、安価で短期間に導入可能なクラウド型IoTサービスとして、店舗やオフィスの入口に設置して人物の表面温度を測定するサーマルカメラパッケージや、空間のCO2濃度上昇を検知して換気のアラートを通知する換気促進パッケージを共同開発している。また同社自身では、3密対策として店舗や施設の混雑状況をLINEで確認できる混雑状況確認サービスをパッケージ化しており、旺盛な引き合いを受けている。なお、新・中期経営ビジョンの数値目標としては、2023年8月期の売上高35億~50億円、営業利益率6~10%以上を掲げている。

■Key Points

・2021年8月期は営業利益185百万円を見込む

・好材料を背景にコンストラクションソリューションの更なる成長を目指す

・新・中期経営ビジョンでは、「AIラインナップの拡充」「監視サービス事業の確立」「電源・電池領域の事業化」により事業領域の深化と拡大を図る

(執筆:フィスコ客員アナリスト 瀬川 健)

《YM》

提供:フィスコ

株探ニュース

▶︎この銘柄を取引する

証券会社のアプリを起動して
この銘柄の取引画面へ移動します

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.
各証券会社のスマホアプリを起動できます。アプリのインストールがまだの場合は、以下からダウンロードしてください。
SBI証券 株 アプリ
閉じる