中国電はマド開け急反発し年初来高値更新、今期黒字拡大見通しと配当予想増額を好感
中国電力<9504>はマドを開けて急反発し、年初来高値を更新した。31日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を見直した。最終損益の黒字額の見通しを700億円から1090億円(前期は1553億7800万円の赤字)に引き上げた。更に、年間配当予想を20円増額し30円(前期は無配)としており、これらを好感した買いを集めたようだ。
燃料費調整の期ずれ差益が拡大する見込みとなった。燃料・卸電力市場の価格影響なども踏まえ、黒字幅が拡大する。一方、総販売電力量や燃料費調整額の減少による影響を織り込み、売上高の予想は1兆7590億円から1兆6460億円(前期比2.9%減)に引き下げた。
株探ニュース