メタウォータが急反発、通期見通しへの過度な警戒感後退で買い戻しの動きに
メタウォーター<9551>が急反発。27日の取引終了後、22年3月期業績予想の修正を発表し、営業利益を85億円から75億円(前期比31.0%減)へ引き下げた。また、同時に発表した上期(4~9月)の営業損益は32億900万円の赤字(前年同期34億5800万円の赤字)となったが、第1四半期時点では営業赤字拡大での着地となっていただけに、目先通期見通しに対する過度な警戒感が後退し、買い戻す動きにつながっているようだ。
通期の売上高予想は1350億円(前期比1.2%増)で据え置いた。連結子会社となることが予定されている特別目的会社(SPC)の事業運営開始に向けた準備費用を今期に計上する見込みにあることから、利益見通しのみ下方修正した。他方、同SPCが予定通り事業運営を開始した場合の業績を新たに織り込み、24年3月期を最終年度とする中期経営計画の数値目標は引き上げた。
あわせて、11月19日付で400万株(発行済み株数の7.73%)の自社株を消却すると発表した。消却後の発行済み株数は4775万8500株となる予定だ。
株探ニュース