プログリットが続急落、今期業績予想引き上げも物足りなさが意識される
プログリット<9560>が続急落した。10日の取引終了後、24年8月期第2四半期累計(23年9月~24年2月)の単体決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。今期の売上高予想を4億5000万円増額して42億5000万円(前期比40.6%増)に、最終利益予想を1億円増額して5億4000万円(同49.7%増)に引き上げた。英語コーチングサービスでは昨年9月に実施した英語コンサルタントなどの待遇改善を背景に、採用活動が進捗し供給力が高まった。サブスクリプション型英語学習サービスも引き続き順調に推移しており、それぞれ業績予想に反映した。一方、直近3カ月間の12~2月期の売上高と利益は、季節性の要因もあって前四半期(9~11月期)の水準を下回った。事業成長に対する市場の期待が高まっていた同社に対しては、業績予想の引き上げ幅に対して物足りなさを感じた投資家の存在もあって、売りが促される格好となったようだ。2月中間期の売上高は前年同期比51.3%増の20億4500万円、最終利益は同2.1倍の3億9500万円だった。
株探ニュース