松竹が一時1万円割れ、持ち分法投資損失計上し今期は一転最終赤字に転落へ
松竹<9601>が後場に売られ、フシ目の1万円を割り込む場面があった。11日午後2時、25年2月期の連結業績予想の修正を発表。今期の売上高予想を50億円減額して867億円(前期比1.5%増)、最終損益予想を35億円の黒字から5億8000万円の赤字(前期は30億1600万円の黒字)に見直した。増益予想から一転、最終赤字に転落する見通しとなったことを嫌気した売りが出たようだ。
子会社が展開する映画館事業では、興行全体が想定よりも低調に推移しており、興行収入の予想を見直した。また、BS放送事業を展開する持ち分法適用関連会社のBS松竹東急では、当初の見通しよりも広告の売り上げが伸びず、経営計画の見直しを実施。これに伴い、持ち分法による投資損失を計上する。同時に発表した8月中間期の売上高は前年同期比7.7%減の395億8700万円、最終損益が6億8100万円の赤字(前年同期は33億1500万円の黒字)だった。
株探ニュース