<動意株・25日>(大引け)=坪田ラボ、PCA、大栄環境など
坪田ラボ<4890>=後場動意づく。同社はきょう正午ごろ、代表(CEO)の坪田一男氏が参加する研究グループが、革新的なin vitro(試験管内でという意味)脈絡膜モデルの開発に成功し、その結果が学術誌に掲載されたと発表。これが材料視されているようだ。脈絡膜は、眼の恒常性を維持するために重要な役割を果たす血管組織。同社は今後、研究成果を応用し、脈絡膜血管調節などを標的とする新しい薬物の開発を目指すとしている。
ピー・シー・エー<9629>=急反発。同社は24日取引終了後、25年3月期第1四半期(4~6月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比63.6%増の7億円となり、通期計画の23億5700万円に対する進捗率は29.7%となった。売上高は同14.5%増の38億7900万円で着地。主力のクラウドサービスが伸びたほか、保守サービスも堅調だった。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。
大栄環境<9336>=切り返し急。SBI証券が24日付で投資判断を新規に「買い」、目標株価を4100円としてカバレッジを開始したことが好材料視されているようだ。同証券では、最終処分場を持つ強固なビジネスモデルや、プラスチック新法による新たな事業拡大、公民連携による重要なインフラ企業になる可能性の3点を評価。25年3月期の営業利益予想を207億円(会社予想205億円)、26年3月期を同218億円と予想している。
プライム・ストラテジー<5250>=4日ぶり大幅反発。同社はWebサイトを高速かつ安全に作動させる保守・運用サービスを主力に展開する。24日取引終了後、同社の手掛ける戦略AI「David」に関する国内特許を取得したことを発表。特許内容はWebコンテンツの自動高速表示制御方法で、パソコンやスマートフォンなどの利用者端末からリクエストが送信されてから、Webコンテンツが利用者の端末で入力受付可能になるまでの間に、サーバーのリクエスト処理ユニットがリクエストを検出し、AIサーバーが高速表示の戦略案を立案する。この戦略案に基づいて生成されたデータが、利用者端末で表示されることでWebコンテンツを自動高速表示するという。これを材料視する形で投資資金が一気に流入した。
シーユーシー<9158>=一時ストップ高。24日取引終了後に4~6月期連結決算を発表。売上高が前年同期比38.3%増の105億9700万円、純利益が同2.0倍の9億6600万円と好調な内容だったことが評価されている。医療機関セグメントで支援先医療機関やM&A支援報酬が増加したほか、米国足病事業の買収で海外売り上げが増えた。ホスピスセグメントでは前期以前に開設した施設の稼働率が上昇した。子会社の借入金返済に伴う為替差益もあった。なお、通期の増収・最終減益見通しは据え置いた。
エコナビスタ<5585>=ストップ高。24日の取引終了後、エーザイ<4523>と認知症領域でのエコシステム構築を目指した業務提携契約を締結し、協業を開始したと発表。これを材料視した買いが集まっている。エコナビスタが展開する「ライフリズムナビ」や特許技術「認知症予測モデル」と、エーザイが保有する脳の健康度セルフチェックツール「のうKNOW」を用い、高齢者施設の入居者に対して認知機能の変化への気づきを促す実証実験を推進する。将来的に健常な高齢者も対象としたMCI・認知症発見の早期化に向けた共同研究や、認知症予測モデルの在宅介護領域における適用可能性の検討などを進めていく。
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株探ニュース