KYCOM急騰で75日線を上放れ、官公庁のIT化で収益チャンス高まる
KYCOMホールディングス<9685>が急騰、300円台後半を横に走る75日移動平均線を一気に上放れてきた。企業のIT投資需要を背景に中小型のDX(デジタルトランスフォーメーション)関連株に物色の矛先が向いている。同社はそのなかで出遅れ感があり、上値を見込んだ投資資金の流入が加速した。同社はシステムの受託開発を手掛け通信や官公庁向けで優位性を持っている。各省庁が来秋をメドに基幹システムにおいてクラウド環境の構築を本格化させるなどIT化を推進する構えにあり、同社のビジネスチャンス拡大に期待が高まっている。20年3月期は営業利益段階で前期比8%増の2億6000万円予想だが、21年3月期は利益の伸び率が加速する可能性が高い。
株探ニュース