カプコンがしっかり、21年3月期業績及び配当予想を上方修正
カプコン<9697>がしっかり。21日の取引終了後、21年3月期の連結業績予想について、売上高を850億円から920億円(前期比12.8%増)へ、営業利益を255億円から305億円(同33.6%増)へ、純利益を180億円から210億円(同31.7%増)へ上方修正したことが好感されている。
デジタルコンテンツ事業で、新作タイトル「バイオハザード RE:3」が堅調に推移するとともに、前期発売の「モンスターハンターワールド:アイスボーン」が続伸するなど、採算性の高いリピートタイトルが息の長い売行きとなっていることや、3月発売予定の大型新作タイトル「モンスターハンターライズ」の受注が順調な滑り出しとなっていることが要因。また、アミューズメント機器事業で、11月に投入した新機種「モンスターハンター:ワールド」が好調に推移しているほか、当初販売を予定していた1機種に対して3機種の投入を予定していることも寄与するとしている。
また、業績予想の修正に伴い、従来25円を予定していた期末配当を10円増額して35円にするとあわせて発表しており、これも好材料視されている。年間配当は60円(従来予想50円)となり、前期実績に対しては15円の増配になる予定だ。
株探ニュース