松屋フーズが10連騰で3年9カ月ぶり高値圏、既存店堅調で今期は一転最終増益を計画
松屋フーズホールディングス<9887>が10連騰。2020年2月以来、およそ3年9カ月ぶりの高値圏で推移する。6日の取引終了後、24年3月期第2四半期累計(4~9月)の連結決算発表にあわせ、通期の業績予想を上方修正した。最終利益の見通しを4億円から22億円(前期比75.3%増)に引き上げた。減益予想から一転、増益を計画する形となったことを好感した買いが入り、株価水準を一段と切り上げた。
売上高の見通しは1136億円から1234億円(同15.8%増)に見直した。既存店売上高が増加したほか、売上高に占める固定費の割合も低下し、利益も計画を上回る見込みとなった。上期(4~9月)の売上高は前年同期比15.5%増の590億3100万円、最終利益は同39.3%増の13億2700万円だった。グループで運営する店舗などで約5億円の減損損失を計上しながらも、業績は計画を上振れして着地した。
株探ニュース