ファストリは3000円超の上昇で最高値、株不足状態で踏み上げ商状が続く
ファーストリテイリング<9983>が一時3550円高の10万8450円まで買われる展開となり、全般地合い悪のなかで最高値更新となった。全体相場は米国株市場を引き継いで主力輸出株中心にリスク回避の売り圧力が強いが、同社株は東証1部売買代金上位の銘柄の中で独歩高の様相をみせている。高値では日経平均を1銘柄で120円以上押し上げている状況だ。ファンドの組み入れに伴う実需の買いではなく指数絡みのインデックス買いで、品薄感を背景とした株高局面が続いている。東証信用倍率は直近データで0.23倍と売り長で、日証金では逆日歩がつく状況が続いており、売り方の買い戻しによる踏み上げ相場的な要素が依然として強い。
株探ニュース