ソフトバンクGが買い優勢、出資先クーパンのNY新規上場好感し昨年来高値奪回が視野
ソフトバンクグループ<9984>は寄り付き大口の買い注文が入るなど商い活況のなか続伸。25日移動平均線を足場に上値追いに弾みがつき、3月2日につけた昨年来高値1万665円奪回を視野に入れている。また、その先にはITバブル時の2000年2月につけた上場来高値1万1000円(分割後修正値)の21年ぶり更新も意識されている。同社が筆頭株主となっている韓国ネット通販大手のクーパンが11日、NY証券取引所上場した。同日終値ベースでの時価総額は日本円にして約9兆円に達し、ソフトバンクGの含み益拡大を材料に上値を期待した投資マネーを誘導している。これに加え、ソフトバンクGが出資する配車大手のグラブがSPACを通じて米国株市場への上場を目指していることも伝わり、物色人気を助長している。
株探ニュース