積化成、上期最終を一転赤字に下方修正、通期も減額
4228積水化成品工業【連結】
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積水化成品工業 <4228> [東証P] が8月2日昼(11:40)に決算を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は5.6億円の赤字(前年同期は1.2億円の黒字)に転落した。
併せて、4-9月期(上期)の同損益を従来予想の1億円の黒字→7億円の赤字(前年同期は3.3億円の黒字)に下方修正し、一転して赤字見通しとなった。
上期業績の悪化に伴い、通期の同損益を従来予想の9億円の黒字→1億円の黒字(前期は59.1億円の赤字)に88.9%下方修正した。
直近3ヵ月の実績である4-6月期(1Q)の売上営業損益率は前年同期の0.6%→-2.3%に悪化した。
株探ニュース
会社側からの【修正の理由】
原燃料高騰影響(約△8億円) 2022年4月28日に開示しました当連結会計年度の業績予想発表時点において、...
会社側からの【修正の理由】
原燃料高騰影響(約△8億円) 2022年4月28日に開示しました当連結会計年度の業績予想発表時点において、原燃料価格の上昇につきましては一定の見積りをもって計画を作成し、販売価格への転嫁を進めておりましたが、その後の度重なる原燃料価格の急激な高騰に対する更なる販売価格への転嫁に遅れが生じ、大幅な収益圧迫要因となっております。上海ロックダウンに伴う需要減少(約△1億円) 中国・上海のロックダウンにより、中国内工場の一時停止を余儀なくされるなど、事業活動に大幅な影響を受けました。6月にロックダウンは解除されましたが、再びコロナ感染が拡大するなど、依然としてサプライチェーンは通常に戻っておらず、需要に影響を受けております。株式会社積水化成品大分の火災対応(約△2億円) 2022年4月22日発生した食品容器用原反の「エスレンシート」を生産している株式会社積水化成品大分の火災事故に関し、お客様への製品供給責任を果たすため他の生産子会社の増産にて対応しておりますが、他拠点から九州地区への配送運賃等の一時的な費用が発生しております。 なお、積水化成品大分においては、7月より生産の一部再開を行いました。今後、順次復旧を進めて参ります。その他(原価低減等)(約+2.5億円)(括弧内数字は、営業利益ベースの第2四半期累計期間の影響額) 上記の通り、各種収益圧迫要因に対して原価低減や固定費の削減に努めておりますが、全てをカバーするまでに至っておらず、業績予想を修正するものです。 なお、下半期の業績については、上半期のマイナス影響への対策の実施に伴い従来予想に織り込んでいた予想数値を変更しないこととします。このため、通期連結業績予想の営業利益修正額は第2四半期累計期間の修正額と同額であります。 今後、業績予想の見直しが必要となった場合には、速やかに公表いたします。 (注)本資料に記載されている業績予想等の将来に関する記載は、発表日現在において入手可能な情報に基づき作成したものであり、実際の業績等は今後様々な要因によって予想数値と異なる場合があります。
実績
第1四半期累計決算【実績】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 対上期進捗率 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 20.04-06 | 28,338 | 63 | 11 | -104 | -2.3 | 3.6 | 2020-07-31 |
連結 |
| 21.04-06 | 28,583 | 182 | 251 | 120 | 2.7 | 33.5 | 2021-08-03 |
連結 |
| 22.04-06 | 28,441 | -658 | -320 | -569 | -12.6 | ー | 2022-08-02 |
連結 |
| 前年同期比 | -0.5 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
業績予想の修正
今上期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 22.04-09 | 60,000 | 400 | 300 | 100 | 2.2 | 3 | 2022-04-28 |
連結 |
| 新 22.04-09 | 60,000 | -450 | -220 | -700 | -15.5 | 3 | 2022-08-02 |
連結 |
| 修正率 | 0.0 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
今期【修正】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 旧 2023.03 | 125,000 | 1,800 | 1,600 | 900 | 19.9 | 12 | 2022-04-28 |
連結 |
| 新 2023.03 | 125,000 | 950 | 1,080 | 100 | 2.2 | 12 | 2022-08-02 |
連結 |
| 修正率 | 0.0 | -47.2 | -32.5 | -88.9 | -88.9 | % |
今期の業績予想
上期業績
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 21.04-09 | 59,419 | 653 | 750 | 336 | 7.5 | 5 | 2021-11-02 |
連結 |
| 予 22.04-09 | 60,000 | -450 | -220 | -700 | -15.5 | 3 | 2022-08-02 |
連結 |
| 前年同期比 | +1.0 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
今期【予想】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 修正1株配 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 2021.03 | 118,851 | 2,091 | 1,956 | 1,126 | 24.9 | 21 | 2021-04-28 |
連結 |
| 2022.03 | 117,567 | 1,463 | 1,401 | -5,917 | -131.0 | 12 | 2022-04-28 |
連結 |
| 予 2023.03 | 125,000 | 950 | 1,080 | 100 | 2.2 | 12 | 2022-08-02 |
連結 |
| 前期比 | +6.3 | -35.1 | -22.9 | 黒転 | 黒転 | % |
3ヵ月業績の推移【実績】
| 決算期 | 売上高 | 営業益 | 経常益 | 最終益 | 修正1株益 | 売上営業損益率 | 発表日 | 会計基準 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 21.04-06 | 28,583 | 182 | 251 | 120 | 2.7 | 0.6 | 2021-08-03 |
連結 |
| 21.07-09 | 30,836 | 471 | 499 | 216 | 4.8 | 1.5 | 2021-11-02 |
連結 |
| 21.10-12 | 28,926 | -16 | -22 | -6,486 | -143.6 | -0.1 | 2022-02-03 |
連結 |
| 22.01-03 | 29,222 | 826 | 673 | 233 | 5.2 | 2.8 | 2022-04-28 |
連結 |
| 22.04-06 | 28,441 | -658 | -320 | -569 | -12.6 | -2.3 | 2022-08-02 |
連結 |
| 前年同期比 | -0.5 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | 赤転 | % |
- ・「予」:予想業績、「旧」:修正前の予想業績、「新」:修正後の予想業績、「実」:実績業績、「変」:決算期変更
- ・ 会計基準および日本会計基準における[連結/非連結]決算区分は右端項目に表記しています。 「連結」:日本会計基準[連結決算]、「単独」:日本会計基準[非連結決算(単独決算)]、「米国」:米国会計基準、「IFRS」:国際会計基準
- ・[連結/非連結]決算区分の変更があった場合は、連続的に業績推移を追えるように、連結と非連結を混在して表示しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「−」で表記しています。
- ・米国会計基準と国際会計基準では、「経常益」欄の数値は「税引き前利益」を表記しています。
- ・前期比および前年同期比は、会計基準や決算期間が異なる場合は比較できないため、「-」で表記します。同一の会計基準内で規則変更が行われた場合については、変更は考慮せずに比較を行っています。
- ・予想1株利益、予想1株配当は期中に実施された株式分割など新株発行を反映した現在の発行済み株式数で算出しています。そのため、会社発表の数値と違う場合があります。
- ・業績予想がレンジで開示された場合は中央値を表記しています。
「決算速報」「個別銘柄の決算ページ」で配信する最新の業績情報は、東京証券取引所が提供する適時開示情報伝達システム(TDnet)において、 上場企業が公表する決算短信と同時に配信されたその企業自身の作成によるXBRL(企業の財務情報を電子開示するための世界標準言語)に基づいたデータをそのまま使用しています。 また、業績予想がレンジで開示された場合はレンジの中央値を予想値として採用しています。なお、この配信されたデータには、新興企業を中心に誤ったデータが配信される場合が希にあります。 投資判断の参考にされる場合は、より正確な決算短信のPDFファイルを併せてご確認くださいますようお願いします。