インパクト、前期経常を13％下方修正、下期配当見送り

会社側からの【修正の理由】

2022年12月期第３四半期連結累計期間における当社グループの業績につきましては、HRソリューション事業においては前期から本格的に展開をしている店舗DBを軸にした販促施策提案によるサービスの付加価値の向上に伴い、大型案件の新規受注の獲得などを通じて収益性が確実に向上し、コロナ禍においても事業基盤を拡大しました。また、IoTソリューション事業においては、エレベーター内・美容室座席前などを広告媒体とする広告事業者向けにカスタマイズしたオンラインサイネージシステムや飲食チェーン向けDX推進の一環として開始したテーブルトップオーダー（注１）端末などの高単価端末の出荷の増加により売上高が増加しました。更に、MRソリューション事業においては、物販・サービス業向けのコンプライアンス調査、テーマパーク向けのマーケティングリサーチ、世論調査など年間を通じた定例調査案件の増加により売上高が増加しました。しかしながら、2022年12月期第４四半期においては、HRソリューション事業及びIoTソリューション事業は、来期以降、大型案件の引き合いが増加しており大幅な成長を見込まれるものの、今期につきましては消費財メーカー向けサイネージ一体型販促什器の大型案件や特機（顧客のリクエストに応じてオリジナルで製造する端末）の納品が先方都合により来期にずれ込むこと、更に急速な円安の影響で原価が押し上げられたことから、2022年12月期連結業績予想につきましては、売上高、営業利益、経常利益及び親会社株主に帰属する当期純利益はいずれも計画を下回る見込みとなりましたため、下方修正するものであります。また、各セグメントのセグメント売上高、セグメント利益は下記の通りです。（HRソリューション事業）HRソリューション事業のセグメント売上高は10,506百万円（業績予想比1.0％増）、セグメント利益は1,309百万円（同0.8％増）となる見込みです。（IoTソリューション事業）IoTソリューション事業のセグメント売上高は3,050百万円（業績予想比27.4％減）、セグメント利益は550百万円（同54.2％減）となる見込みです。（MRソリューション事業）MRソリューション事業のセグメント売上高は1,502百万円（業績予想比7.3％増）、セグメント利益は441百万円（同33.8％増）となる見込みです。なお、セグメント間の内部売上高又は振替高は△470百万円、各報告セグメントに配賦していない全社費用は△545百万円を見込んでおります。（注１）テーブルトップオーダーとは、主に飲食店などにおいて利用者自身がタッチパネル端末などを介して注文したい料理をオーダーするシステムの事です。（注２）本資料に記載されている業績予想数値等に関する記述は、当社が現在入手している情報及び合理的であると判断する一定の前提に基づいているものであり、実際の業績等は様々な要因により異なる可能性があります。

当社は、本日開催の取締役会において、本公開買付けに賛同の意見を表明するとともに、当社の株主の皆様に対して、本公開買付けに応募することを推奨する旨の決議をしました。なお、上記の取締役会決議は、本公開買付け及びその後の一連の手続きにより当社株式が上場廃止となる予定であることを前提として行われたものです（詳細については、当社が本日公表した「ＭＢＯの実施及び応募の推奨に関するお知らせ」をご参照ください。）　当社は、将来の事業展開と経営体質の強化のために必要な内部留保を確保するとともに、株主の皆様に対して会社の業績に応じた配当を安定的かつ継続的に実施していくことを基本方針としております。　しかしながら、公開買付者によれば、本公開買付けにおける買付け等の価格は、2022年12月31日を基準日とした期末配当が行われないことを前提として総合的に判断・決定されていることから、2022年12月31日を基準日とした前記配当方針を変更し、本日開催の取締役会において、2022年12月期の配当予想を修正し、2022年12月期の期末配当を行なわないことを決議しました。　なお、本公開買付けの成立は2023年３月中に確定することから、本公開買付けが成立しなかった場合においても、日程の都合上、同月に開催を予定している定時株主総会に諮ることができないため、期末配当は実施いたしません。