「半導体」が3位、米国株主導で景色一変し反騰色鮮明に<注目テーマ>

特集
2023年1月24日 12時20分

★人気テーマ・ベスト10

1  パワー半導体

2  鉄鋼

3  半導体

4  円高メリット

5  子育て支援

6  防衛

7  電動キックボード

8  インバウンド

9  インド関連

10  地方銀行

みんかぶと株探が集計する「人気テーマランキング」で、「半導体」が3位となっている。

半導体関連銘柄は主力どころを中心に戻り足を強めている。スマートフォンやパソコンの売れ行き不振を背景に、半導体市況の軟化が同関連株の上値を押さえる展開が続いていたが、ここにきてにわかに流れが変わってきた。米国株市場が主導する形で物色人気が再燃している。

米国では半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)が、昨年12月末をターニングポイントに急速な切り返しをみせており、前日は5%を超える急伸で昨年12月13日の戻り高値を一気に上回ってきた。引き金となったのは半導体の設計・開発大手のアドバンスト・マイクロ・デバイシズ<AMD>がバークレイズの投資判断引き上げを好感して急騰したことで、これが他の半導体関連株全般にも波及した。投資判断の見直しについてはデータセンター向け需要などが牽引する形で半導体需給は再び引き締まるとの見方が背景にある。また、スマートフォンやパソコンについても今年後半以降は中国の経済正常化などが後押しする格好で需要を喚起するという思惑が、市場のセンチメントにポジティブに作用している。

きょうの東京市場では、売買代金で常に断トツのポジションを確保するグローバル・ニッチトップのレーザーテック<6920>や、半導体製造装置で世界屈指の東京エレクトロン<8035>などが先頭に立って買いを呼び込んでいる。半導体シリコンウエハー大手のSUMCO<3436>や車載マイコン首位のルネサスエレクトロニクス<6723>、半導体フォトレジストのトップメーカーJSR<4185>など投資資金の攻勢は広範囲に及んだ。このほか、アドバンテスト<6857>、ディスコ<6146>などの半導体製造装置メーカーや、パワー半導体分野に傾注するローム<6963>、半導体向け化学材料を製造するトリケミカル研究所<4369>、半導体商社の丸文<7537>なども上値指向が鮮明だ。

出所:MINKABU PRESS

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.