明日注目すべき【好決算】銘柄 北の達人、サイステップ、ADプラズマ (12日大引け後 発表分)

注目
2018年1月14日 11時00分

12日大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

北の達人 <2930>   ★今期最高益予想を82%上乗せ、配当も2.5円増額

◆18年2月期の経常利益(非連結)を従来予想の7.7億円→14.1億円に81.9%上方修正。増益率が44.8%増→2.6倍に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。広告の自社運用化で新規顧客獲得の効率性が向上し、広告宣伝費が想定を大幅に下回ることが利益上振れの要因。

業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の5.5円→8円に大幅増額修正した。

フィルC <3267> [東証M]  ★今期経常は64%増で4期連続最高益更新へ

◆17年11月期の連結経常利益は前の期比33.3%増の3億円に伸びて着地。続く18年11月期も前期比64.5%増の5億円に拡大し、4期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期は空中店舗フィル・パーク事業における投資家向け開発販売スキームの高水準な繰越受注残高などを背景に、59.3%の大幅増収を見込む。

東証1部への形式基準である経常利益2期合計5億円と純資産10億円を前期に満たしたことから、今期中の1部市場変更が期待される。

SHIFT <3697> [東証M]  ★9-11月期(1Q)経常は7倍増益、通期を上方修正

◆18年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比7.1倍の2億6400万円に急拡大して着地。注力領域である金融や流通の大手企業向けのソフトウエアテストの受注が拡大したことが寄与。ゲームメーカー向けデバッグ業務やカスタマーサポートの受託が伸びたことも増益に貢献した。

第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の8億円→9億円に12.5%上方修正。増益率が81.8%増→2.0倍に拡大し、従来の2期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

サイステップ <3810> [東証2]  ★今期経常を一転23%増益・12期ぶり最高益に上方修正

◆18年5月期の連結経常利益を従来予想の8600万円→4億5000万円に5.2倍上方修正。従来の76.4%減益予想から一転して23.3%増益を見込み、一気に12期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。テレビCM効果でオンラインクレーンゲーム「トレバ」の課金収入が想定より伸びることが寄与。スマートフォン向けゲーム新作「Q&Qアンサーズ」の好調も上振れに貢献する。

ADプラズマ <6668> [東証2]  ★今期経常を一転4%増益・最高益に上方修正

◆18年8月期第1四半期(9-11月)の連結経常利益は前年同期比36.6%増の4.6億円に拡大して着地。スマートフォンなどの成膜装置や半導体製造装置向けの電源装置の受注が好調で、21.3%の大幅増収を達成したことが寄与。

第1四半期業績の好調に伴い、通期の同利益を従来予想の13億円→15.6億円に20.3%上方修正。従来の13.8%減益予想から一転して3.7%増益を見込み、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。

SKジャパン <7608>   ★今期経常を一転2倍増益に上方修正

◆18年2月期の連結経常利益を従来予想の8000万円→2億4000万円に3.0倍上方修正。従来の32.2%減益予想から一転して2.0倍増益見通しとなった。「星のカービィー」「ドラえもん」といった定番キャラクター商品の販売好調に加え、自社企画商品の「もちもちマスコット」「忠犬もちしば」の本格展開による採算改善も利益を押し上げる。

ラピーヌ <8143> [東証2]  ★3-11月期(3Q累計)経常は黒字浮上・通期計画を超過

◆18年2月期第3四半期累計(3-11月)の連結経常損益は4.4億円の黒字(前年同期は1.3億円の赤字)に浮上して着地。不採算販売先との取り引き見直しや正価販売の促進などが奏功し、主力の卸売事業の採算が大幅に改善したことが寄与。新規出店効果や品揃え強化で2ケタ増収を達成した小売事業も黒字浮上に貢献した。

昨年10月に上方修した通期計画2.2億円をすでに2倍も上回っており、さらなる上振れが期待される。

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