すご腕投資家さんに聞く「銘柄選び」の技 www9945さんの場合 - 1
年収300万円から資産4億円、社会の変化に乗る割安・内需株を発掘
登場する銘柄:神戸物産 <3038>、パーク24 <4666> 、エリアリンク <8914> [東証M]
金融機関出身のフリーライター。株式、投資信託、不動産投資などを中心とした資産形成に関連する記事執筆を主に担当。相続、税金、ライフプラン関連も数多く執筆。
年収300万円の清掃員時代に、100万円を元手に始めた株式投資で4億円以上の財産を築きあげたサラリーマン投資家の星。投資歴は20年を超え、投資スタイルはバリュー重視。日本株以外にも米国株やベトナムなどの海外の割安株にも手を広げている。趣味は銘柄発掘も含めた街角ウォッチング
このコーナーで紹介する2人目のすご腕投資家は、バリュー株投資を得意とするwww9945さんだ。株式投資を始めたのは1990年台の20代のとき。年収300万円のサラリーマン生活から抜け出すためにと、1年半かけて貯めた100万円が元手だった。
2012年に運用資産が1億円になると、14年9月にはサラリーマンを辞め、目標だった株で生計を立てる生活を手にする。17年の運用成績は前年比54.4%増となり、現在の運用資産は4億円以上、年間受け取り配当額は1000万円近くになる。
成功の秘訣は、(1)これから評価されそうな中小型の割安銘柄の発掘に注力し、(2)信用取引で機動的に買い出動しながら、こまめに損切りを実施して損失の拡大を防ぎ、(3)浪費せずに儲けを割安株や高配当株に再投資してきた――ことだ。
損切りの徹底もあり2003年から17年まのでうち、年間の運用成績がマイナスになったのはライブドアショックが起きた06年と、リーマン・ショックのあった08年の2回しかない。浪費しない生活は億万長者になった今も変わらず、自宅は築40年の公団のままだ。「年間の生活費は300万円もあれば十分」と笑う。
現在の保有する日本株は130銘柄近く(www9945さんは米国株やベトナム株にも投資している)。このうち値上がり益狙いで保有するのが5銘柄で、運用額の半分を投じている。さらに値上がり益と配当狙いで保有しているのが10銘柄で、これを含めると運用額全体の8割ほどになる。残りの2割は配当や株主優待狙いで保有する120銘柄だ。
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株探ニュース