明日の株式相場見通し=米雇用統計などを前に買い手控え、好決算銘柄には個別の買い

市況
2018年11月1日 17時11分

あす(2日)の東京株式市場は、目前に迫った米10月の雇用統計発表や、来週6日の米中間選挙を前にした週末とあって買い手控え姿勢が強まりそうだ。日経平均株価は軟調な推移が予想される。ただ、4~9月期決算や19年3月期業績見通しの内容が好調な銘柄は個別物色の対象となりそうだ。

市場関係者からは「きょうは大手通信株の急落に足を引っ張られる相場となった。前日の4~9月期の決算発表時に、NTTドコモ<9437>が、19年4~6月期に2~4割程度の通信料金の値下げを実施すると発表。これに伴う業績悪化懸念から、NTTドコモをはじめ、KDDI<9433>、ソフトバンクグループ<9984>の株価が軒並み急落した。3銘柄の下落で、日経平均を184円分押し下げるかたちとなった。KDDIは約4年ぶりの安値水準となった」との見方が出ていた。

1日の東京株式市場は、目先利益確定の売りが優勢となり、日経平均は前場後半にやや下げ渋る動きをみせたものの、後場に入って売り直される展開となった。日経平均株価終値は、前日比232円81銭安の2万1687円65銭と3日ぶり反落した。

日程面では、10月のマネタリーベース、年金積立金管理運用独立行政法人(GPIF)7~9月期運用報告に注目。海外では、米10月の雇用統計、米9月の貿易収支が焦点となる。(冨田康夫)

出所:みんなの株式(minkabu PRESS)

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