話題株ピックアップ【夕刊】(1):インフォMT、新光商、JVCケンウ

注目
2018年11月1日 15時12分

■インフォマート <2492>  1,470円  +300 円 (+25.6%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率トップ

インフォマート <2492> が続急騰。10月31日大引け後に発表した18年12月期第3四半期累計(1-9月)の連結経常利益が前年同期比28.1%増の16.2億円に伸びて着地したことが買い材料視された。同社は国内最大級のBtoB(企業間電子商取引)プラットフォームを運営している。1-9月期は受発注、規格書、請求書のプラットフォームの利用企業が拡大したことでシステム使用料が増加し、2ケタ増収を達成。増収効果とソフトウエア償却費の減少による売上原価の減少で、事業拡大に伴う人件費の増加などを吸収した。

■シーティーエス <4345>  707円  +100 円 (+16.5%) ストップ高   本日終値  東証1部 上昇率3位

建設ICTを展開するシーティーエス <4345> が急騰し、ストップ高に買われた。10月31日大引け後、発行済み株式数(自社株を除く)の2.3%にあたる100万株(金額で6億5000万円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月12日から19年3月29日まで。併せて発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益は前年同期比7.9%増の7.2億円に伸びて着地。モバイル回線を中心とした入出力機器レンタル・販売の新規顧客開拓が進んだシステム事業が収益を牽引した。

■IDEC <6652>  2,385円  +331 円 (+16.1%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

31日に決算を発表。「7-9月期(2Q)経常は23%増益、今期配当を10円増額修正」が好感された。

IDEC <6652> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比5.3%減の34.2億円に減り、通期計画の71億円に対する進捗率は48.2%となり、5年平均の47.5%とほぼ同水準だった。同時に、今期の年間配当を従来計画の50円→60円(前期は50円)に増額修正した。

⇒⇒IDECの詳しい業績推移表を見る

■新光商事 <8141>  1,815円  +242 円 (+15.4%)  本日終値  東証1部 上昇率5位

10月31日、新光商事 <8141> が発行済み株式数(自社株を除く)の9.75%にあたる200万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施すると発表したことが買い材料視された。需給改善や株式価値の向上といった株主還元が好感されたほか、株価浮揚策としてもポジティブに受け止められた。買い付け期間は11月1日から19年10月30日まで。同時に決算を発表。19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比49.8%減の10.6億円に落ち込んで着地したがこちらへの反応は限定的となった。

■セントラル硝子 <4044>  2,800円  +360 円 (+14.8%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

セントラル硝子 <4044> が続急騰。10月31日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結経常利益が前年同期比65.3%増の54.9億円に拡大し、従来予想の39億円を上回って着地したことが買い材料視された。利益柱の化成品事業で医薬品関連製品の販売が大きく伸びたことが寄与。円安進行で為替差益が増加したことも利益を押し上げた。通期計画の90億円に対する進捗率は61.1%に達しており、業績上振れを期待する買いが向かった。

■トランス・コスモス <9715>  2,919円  +362 円 (+14.2%)  本日終値  東証1部 上昇率8位

トランス・コスモス <9715> が続急騰。10月31日大引け後に発表した19年3月期上期(4-9月)の連結最終利益が前年同期比22倍の52.3億円に急拡大して着地したことが買い材料視された。人手不足を背景にアウトソーシング需要が拡大するなか、コールセンターやバックオフィス業務などBPOサービスの受注が国内のほか中国、韓国で増加したことが寄与。先行投資の影響で営業減益となったが、投資事業組合運用益の増加や関係会社株式売却益の発生が最終利益を大きく押し上げた。

■JVCケンウッド <6632>  317円  +39 円 (+14.0%)  本日終値  東証1部 上昇率9位

JVCケンウッド<6632>は続急伸。10月31日の取引終了後に発表した第2四半期累計(4~9月)連結決算が、売上高1491億1000万円(前年同期比5.4%増)、営業利益35億1600万円(同49.1%増)、純利益17億7100万円(同2.1倍)と大幅増益となったことが好感された。OEM事業で純正の販売増などがあり、オートモーティブ分野が増収増益となったことに加えて、米国無線子会社の販売増などで無線システム事業が増収となり、パブリックサービス分野の収益が改善したことが寄与した。また、コンテンツビジネスの販売好調でメディアサービス分野が黒字転換したことも貢献した。なお、19年3月期通期業績予想は売上高3100億円(前期比3.1%増)、営業利益71億円(同2.3%増)、純利益27億円(同13.0%増)の従来見通しを据え置いている。

■日本エム・ディ・エム <7600>  1,505円  +182 円 (+13.8%)  本日終値  東証1部 上昇率10位

31日に決算を発表。「上期経常は一転6%増益で上振れ着地」が好感された。

日本エム・ディ・エム <7600> が10月31日大引け後(15:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比6.3%増の8.3億円に伸び、従来の5.4%減益予想から一転して増益で着地。

⇒⇒日本エム・ディ・エムの詳しい業績推移表を見る

■東邦チタニウム <5727>  1,286円  +135 円 (+11.7%)  本日終値

東邦チタニウム <5727> が続急騰。10月31日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の44億円→50億円に13.6%上方修正。増益率が26.0%増→43.1%増に拡大する見通しとなったことが買い材料視された。スポンジチタンの単価上昇や一般工業向けを中心とするチタンインゴットの販売増加、販管費の削減などが利益を押し上げる。一方、一部海外顧客の工場操業トラブルによるスポンジチタンの販売数量減少で売上高は計画を下回る見通しとなった。

■ミロク情報サービス <9928>  2,375円  +245 円 (+11.5%)  本日終値

31日に決算を発表。「上期経常が14%増益で着地・7-9月期も13%増益」が好感された。

ミロク情報サービス <9928> が10月31日大引け後(16:00)に決算を発表。19年3月期第2四半期累計(4-9月)の連結経常利益は前年同期比14.1%増の30.1億円に伸び、通期計画の50億円に対する進捗率は60.3%に達し、5年平均の52.0%も上回った。

⇒⇒ミロク情報サービスの詳しい業績推移表を見る

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