話題株ピックアップ【夕刊】(1):エスプール、キーエンス、ハーモニック

注目
2019年4月4日 15時13分

■エスプール <2471>  2,526円  +399 円 (+18.8%)  本日終値

エスプール <2471> [東証2]が続急伸。3日大引け後に発表した19年11月期第1四半期(18年12月-19年2月)の連結経常利益が前年同期比24.9%増の2.1億円に伸びて着地したことが買い材料視された。人手不足が長期化するなか、コールセンター向けを中心とする人材派遣の拡大が続いたことが寄与。障がい者雇用支援サービスにおける設備販売の減少を吸収し、大幅増益を達成した。

■ウエストHD <1407>  1,231円  +131 円 (+11.9%)  本日終値

ウエストホールディングス<1407>が後場急伸。午後2時ごろ、集計中の第2四半期累計(18年9月~19年2月)連結業績について、営業利益が14億3100万円から20億3500万円(前年同期比2.6倍)へ、純利益が7億6700万円から11億9600万円(同3.4倍)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。売上高は305億7400万円から298億3600万円(同41.2%増)へやや下振れたものの、ストックビジネスを担う省エネルギー事業、電力事業及びメンテナンス事業の利益率が改善したことが利益を押し上げたとしている。

■ヨロズ <7294>  1,723円  +152 円 (+9.7%)  本日終値  東証1部 上昇率4位

ヨロズ<7294>が後場急伸し年初来高値。この日の午後0時24分過ぎに公表された大量保有報告書で、旧村上ファンド系といわれる投資会社の「レノ」などの共同保有株比率が5.05%となり同社の大株主として登場したことが注目された。保有目的は「投資及び状況に応じて経営陣への助言、重要提案行為などを行うこと」としている。

■FJネクスト <8935>  919円  +71 円 (+8.4%)  本日終値  東証1部 上昇率7位

エフ・ジェー・ネクスト <8935> が高い。3日大引け後、19年3月期の連結経常利益を従来予想の78億円→100億円に28.2%上方修正。増益率が7.9%増→38.4%増に拡大し、2期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなったことが買い材料視された。不動産開発事業でマンションの販売が想定より伸びたことが収益を押し上げた。業績好調に伴い、前期の年間配当を従来計画の32円→36円(前の期は22円)に増額修正したことも支援材料となった。

■セプテニHD <4293>  341円  +21 円 (+6.6%)  本日終値

セプテーニ・ホールディングス<4293>が後場一段高。同社はきょう、子会社のビビビットが東京大学エッジキャピタル/東京大学エッジキャピタルパートナーズ(東京都文京区、UTEC)と連携すると発表。UTECは、科学技術領域のスタートアップ企業を中心に、資本・人材・英知の支援を行っているベンチャーキャピタル。今回の連携では、ビビビットが提供しているクリエイティブに特化したマッチング型採用サービス「ViViViT」を、投資先スタートアップ企業に提供、及び活用促進することでデザイナーの採用を支援するとしている。

■スギホールディングス <7649>  4,865円  +165 円 (+3.5%)  本日終値

スギホールディングス<7649>が大幅続伸。きょう付けの日本経済新聞朝刊で、「2019年2月期は、連結純利益が前の期に比べて1割増の180億円程度だったようだ」と報じられており、会社側の従来予想(167億円)を上回るとの観測が好材料視された。記事によると、スギ薬局などの新規出店効果に加え、調剤部門で扱う処方箋が伸びたことが業績を牽引したという。なお、決算発表は5日を予定している。

■キーエンス <6861>  71,830円  +2,300 円 (+3.3%)  本日終値

キーエンス<6861>は売買代金増勢のなか大きく株価水準を切り上げている。中国の3月のPMIが製造業、非製造業ともに改善色を示しており、政府当局が大々的に打ち出した景気刺激策が実勢経済にも反映され始めており、FA用センサーのトップメーカーである同社にも外部環境の風向きの変化が意識されている。19年3月期に続き20年3月期も増益基調が維持されるとの見方が強まるなか、「きょうは空売り筋の買い戻しと海外投資家による実需の買いも観測される」(準大手証券)状況で、年初来高値更新となった。

■ハーモニック <6324>  4,535円  +140 円 (+3.2%)  本日終値

ハーモニック・ドライブ・システムズ<6324>は5連騰、連日で年初来高値を更新した。精密減速機メーカーの同社は最終需要者が中国に多いことで同国の景気減速による影響の大きい銘柄として、市場関係者の間で注目度が高い。実際、同社の受注高は急減していたが、株価は年初を底に動きを一変させ戻りに転じている。特にここにきて、中国の3月PMIが製造業、非製造業ともに回復色を強める内容であったほか、3日からワシントンで開催されている米中閣僚級貿易協議では最終合意が近づいているとの観測も浮上、同社株の上値追いを加速させる背景となっている。

■デンソー <6902>  4,622円  +132 円 (+2.9%)  本日終値

デンソー<6902>は5日続伸。同社は3日、同社および同社の一部連結子会社が米国において提訴された集団民事訴訟に関して和解に合意したことを発表。和解金が210万ドル(約2億3000万円)で決着しており、同社の業績に与える重要な影響はないとしている。同社は世界トップレベルの自動車部品サプライヤ―であり、米中貿易摩擦の影響が警戒されているが、両国間の通商交渉は進展しているとの見方が強まっていることもポジティブな思惑を与えている。

■ワークマン <7564>  5,490円  +140 円 (+2.6%)  本日終値

ワークマン<7564>が5日ぶり反発。4日付の日本経済新聞は「女性用の売り場を2倍に広げた新店を4日に開く」と報じた。新業態として始めたアウトドア衣料の専門店を神奈川県内に設け、女性用の商品約30種類を追加し、専用の更衣室も設置したという。同社は高機能ウエアの新業態「ワークマンプラス」の積極出店を推進しており、19年3月の業績も最高益が予想されるなど急成長が期待されている。

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