【↓】日経平均 大引け| 反落、連休前の調整売りも後場下げ幅縮小 (4月26日)

市況
2019年4月26日 18時42分

日経平均株価

始値  22167.48

高値  22270.29(14:43)

安値  22073.10(10:08)

大引け 22258.73(前日比 -48.85 、 -0.22% )

売買高  13億1805万株 (東証1部概算)

売買代金 2兆5756億円 (東証1部概算)

-----------------------------------------------------------------

■本日のポイント

1.日経平均は反落、連休前の調整売りで一時大幅安も後場下げ幅縮小

2.前日のNYダウ安もあって売りが先行

3.景気対策への期待後退による中国株安も重荷に

4.米半導体株安で半導体関連が幅広く売られた

5.売買代金は2.5兆円と活況も、値下がり銘柄数は値上がりを上回る

■東京市場概況

前日の米国市場では、NYダウは134ドル安と続落した。市場予想を大きく下回る決算を発表したスリーエムが急落し指数を押し下げた。

東京市場では、前日のNYダウ安や10連休を控えた持ち高調整の動きで売りが先行、日経平均株価は大幅安で推移したものの、後場後半から持ち直し底堅さを発揮した。

26日の東京市場は、前日のNYダウが続落したうえ、10連休を控えた持ち高調整売りに押されたものの、後場後半から買い戻しが入り底堅さを発揮する展開だった。朝方に日経平均は一時230円超安まで売り込まれる場面があった。その後はやや持ち直したものの、景気対策への期待後退による中国株安が重荷となりもみ合う展開となった。ただ、後場後半からは買い戻しが入り下げ幅を縮小し下値の堅さを確認する格好となった。前日の米半導体株安を受け、製造装置を中心に半導体関連が幅広く売られた。東証1部の売買代金は2兆5700億円と比較的活況だったものの、値下がり銘柄数は1300超と値上がり銘柄数を大きく上回った。

個別では、次世代通信規格の5G関連の中核銘柄とされているアンリツ<6754>が前日に20年3月期の営業利益予想で大幅減益を発表したことで、一時15%を超える急落となった。また、20年3月期の連結業績予想で2ケタ減益予想を発表したMARUWA<5344>が一時ストップ安に売られた。このほか、ZOZO<3092>、オリエンタルランド<4661>、昭和電工<4004>、オムロン<6645>、シャープ<6753>、JR東海<9022>が売られた。

半面、19年3月期の連結最終利益予想を上方修正した森永乳業<2264>が大幅高し、川崎汽船<9107>、日本郵船<9101>、商船三井<9104>の海運株も堅調に推移した。富士電機<6504>、京セラ<6971>、ヤフー<4689>、第一三共<4568>、日野自動車<7205>、ファンケル<4921>が個別に買われた。

日経平均へのプラス寄与度上位5銘柄は京セラ <6971> 、ダイキン <6367> 、第一三共 <4568> 、KDDI <9433> 、アステラス <4503> 。5銘柄の指数押し上げ効果は合計で約62円。

一方、マイナス寄与の上位5銘柄はアドテスト <6857> 、ファナック <6954> 、ユニファミマ <8028> 、東エレク <8035> 、オムロン <6645> 。押し下げ効果は約65円。

東証33業種のうち上昇は12業種。上昇率の上位5業種は(1)精密機器、(2)海運業、(3)鉱業、(4)医薬品、(5)その他金融業。一方、下落率の上位5業種は(1)非鉄金属、(2)金属製品、(3)石油石炭製品、(4)倉庫運輸関連、(5)鉄鋼。

■個別材料株

△カワチ薬品 <2664>

今期経常は16%増益、自社株買い実施へ。

△GMOペパボ <3633> [JQ]

1-3月期(1Q)経常は2倍増益で着地。

△ソルクシーズ <4284>

1-3月期(1Q)経常は2.5倍増益で着地。

△レッグス <4286>

1-3月期(1Q)経常は31%増益で着地。

△インフォコム <4348>

今期経常は13%増で9期連続最高益、実質増配へ。

△CIJ <4826>

今期最高益予想を5%上乗せ、配当増額と自社株取得・消却も。

△ASTI <6899> [東証2]

前期経常を一転8%増益・最高益に上方修正、10円増配へ。

△西川計測 <7500> [JQ]

今期経常最高益予想を34%上乗せ、配当も30円増額。

△水戸 <8622>

500万株を上限とする自社株買いを実施へ。

△川崎汽 <9107>

今期最終は黒字浮上へ。

▼日精線 <5659>

今期経常は29%減益、前期配当を10円減額・今期は30円減配へ。

▼アンリツ <6754>

今期税引き前は12%減益へ。

東証1部の値上がり率上位10傑は(1)インフォコム <4348> 、(2)水戸 <8622> 、(3)レッグス <4286> 、(4)BEENOS <3328> 、(5)CIJ <4826> 、(6)エレマテック <2715> 、(7)カワチ薬品 <2664> 、(8)富士電機 <6504> 、(9)アイドマMC <9466> 、(10)北陸電工 <1930>

値下がり率上位10傑は(1)栄研化 <4549> 、(2)アンリツ <6754> 、(3)日精線 <5659> 、(4)MARUWA <5344> 、(5)ZOZO <3092> 、(6)アカツキ <3932> 、(7)アドテスト <6857> 、(8)小林製薬 <4967> 、(9)信越ポリ <7970> 、(10)マネックスG <8698>

【大引け】

日経平均は前日比48.85円(0.22%)安の2万2258.73円。TOPIXは前日比2.35(0.15%)安の1617.93。出来高は概算で13億1805万株。東証1部の値上がり銘柄数は731、値下がり銘柄数は1325となった。日経ジャスダック平均は3453.10円(4.63円高)。

[2019年4月26日]

株探ニュース

人気ニュースアクセスランキング 直近8時間

特集記事

株探からのお知らせ

過去のお知らせを見る
米国株へ
株探プレミアムとは
PC版を表示
【当サイトで提供する情報について】
当サイト「株探(かぶたん)」で提供する情報は投資勧誘または投資に関する助言をすることを目的としておりません。
投資の決定は、ご自身の判断でなされますようお願いいたします。
当サイトにおけるデータは、東京証券取引所、大阪取引所、名古屋証券取引所、JPX総研、ジャパンネクスト証券、China Investment Information Services、CME Group Inc. 等からの情報の提供を受けております。
日経平均株価の著作権は日本経済新聞社に帰属します。
株探に掲載される株価チャートは、その銘柄の過去の株価推移を確認する用途で掲載しているものであり、その銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
決算を扱う記事における「サプライズ決算」とは、決算情報として注目に値するかという観点から、発表された決算のサプライズ度(当該会社の本決算か各四半期であるか、業績予想の修正か配当予想の修正であるか、及びそこで発表された決算結果ならびに当該会社が過去に公表した業績予想・配当予想との比較及び過去の決算との比較を数値化し判定)が高い銘柄であり、また「サプライズ順」はサプライズ度に基づいた順番で決算情報を掲載しているものであり、記事に掲載されている各銘柄の将来の価値の動向を示唆あるいは保証するものではなく、また、売買を推奨するものではありません。
(C) MINKABU THE INFONOID, Inc.